なぜ腸内バランスに日和見菌がキーマンなのかご存知ですか?
腸内には1000種類100兆個
ほどの腸内細菌が住み着いて
います。
それらは一定のバランスを
保ちながら共存していて、
それを腸内細菌叢
(ちょうないさいきんそう)と
言います。
別名、腸内フローラです。
腸内細菌は3つの種類に
分けられていて、
体によい働きをする善玉菌
(いわゆるばい菌のこと)
体に悪い影響を及ぼす悪玉菌
ふだんは無害の日和見(ひよりみ)菌
があるのですが、キーマンとなるのは
日和見菌です。
腸内環境はさまざまなストレスで
簡単に変化してしまいます。
たとえば冷たいビールを一気に
飲むと腸内温度が下がって
冷たい温度を好む悪玉菌が急激に
増えて悪さをします。
善玉菌よりも悪玉菌の数が増えると
さっきまで無害だった日和菌までが
悪玉菌に味方をして、自分も悪玉菌の
ように振る舞うので、腸の中は、
悪玉菌の数が圧倒的に多くなります。
もし腸内に日和見菌がいなかったら
冷たいものを食べた直後にお腹を
壊して下痢をすることはない
かもしれませんね。
本来、体には、
腸内が悪玉菌がいっぱいになると
下痢をして悪玉菌=ばい菌を輩出
しようとする作用があるのですが
あまりにも頻繁に冷たいものを
飲んだり食べたりしていると、
腸の中がいつもばい菌だらけになり
慣れっこになってしまって、
いちいち下痢をしてばい菌を排出
する作用がおこらなくなってしまう
かもしれません。
恐いですよね〜