猫さんがもしお腹を触らせてくれるなら、
体調不良にいち早く気づくことができて
寿命を延ばせるかもしれません。
これから暑くなる季節。
猫さんたちもヘソ天で寝ることが
多くなると思います。
普段、なかなかお腹を触らせて
くれない猫さんが、ヘソ天で
ぐっすり寝ているすきに、
お腹を触らせてもらいましょう。
触診して探るものは、
どこかにデキモノはないか
腫れていないか
触ると突然怒る場所はないか
などです。
女の子は、おっぱいが腫れてないか
毛をかき分けて見てあげたいです。
お腹をくまなくさわったあと
お股の付け根の真ん中あたりを
触ってみてください。
小さめの水風船のような
ふくらみがあったら、膀胱に
おしっこが溜まっている状態
です。
ふくらみがなかったら、膀胱に
まだおしっこが溜まってないと
いうこと。
私の経験では、ふくらみが
触れないときのほうが多いです。
なぜ膀胱を触っておきたいのか
というと、
泌尿器系の病気になったときに
おしっこが溜まっているのに
何かの原因で出せない場合、
緊急で受診しないと、尿毒症に
なってしまう場合があるからです。
膀胱におしっこが溜まっている
のかいないのか触って判断が
できないと、
夜遅かったりすると、朝まで
待っていてよいのか、夜間救急に
連れていかなくてはならないのか
わからなくてとても不安です。
膀胱炎のときには、何度も
何度もトイレにいっては
ちょびっとずつおしっこを
しぼりだすので、溜まっていない
ことがあります。
しかし、結晶、結石で尿道が
詰まったり、腫れておしっこが
出せなくなったりして、膀胱に
おしっこが溜まっていたら、
すぐに受診が必要です。
元気なときに、膀胱を触って
尿がたまっているときのふくらみ
の感触を学習しておくと
いざというときに助かりますよ。