猫コロナウイルス、猫白血病ウイルス、パルボウイルス、猫が感染すると怖いウイルスですが、それぞれ違う性質を持っているので、十把ひとからげというわけにはいきません。
今、うちには、
動物病院の院長先生から緊急に
ひきとり依頼があった
真菌に感染した子猫がおります。
真菌とは、水虫と同じ仲間の
カビ菌です。
免疫力が低下すると、真菌に感染
します。
免疫力が高い猫は、真菌に触れても
感染しないそうです。
カビっていうのはウイルスではない
ので、空中や室内で1年間など
非常に長い期間生きていけます。
一度、真菌が室内に撒き散らされて
しまうと、完全に消毒するのは
なかなか困難です。
それに比べてウイルスは、
宿主を見つけて寄生しなければ
生きていけないので、空中で
何ヶ月も生きていることはありません。
猫が感染するウイルスの中で
一番しつこくて長生きなのが
パルボウイルスです。
パルボは、
子猫や老猫など免疫力が低い猫が感染し、
致死率が非常に高い怖いウイルスです。
パルボウイルスは空中で1ヶ月から
数ヶ月生きていけると言われています。
ところが、
猫白血病ウイルスは、
空中では数時間しか生きていられない
弱いウイルスです。
猫白血病ウイルスに感染して
発症すると治療方法がなく、100%
亡くなってしまう怖い病気です。
しかし、
白血病キャリアの猫ちゃんと同居して
いても感染していない猫も実際に
います。
やはり、
免疫力の高い子は感染しにくいと
思われます。
そして、
猫コロナウイルスは、自然界に普通にいる
ウイルスなので、外猫ちゃんの90%、
飼い猫ちゃんの50%以上がすでに
ウイルスに感染していると言われています。
ですが、猫コロナウイルスそのものは、
ほとんど悪さをしないので、感染しても
無症状のことが多いのです。
問題は、
猫ちゃんの免疫力が低下したときです。
免疫力が低下したときに、
猫コロナウイルスは突然変異を起こして
FIPという不治の病を発症させます。
発症すると致死率ほぼ100%と言われて
いる怖い病気です。
ここまで読んでいただいて
お気づきでしょうか?
猫が感染するウイルスには
いろいろありますが、
すべての猫がウイルスに感染する
のではなくて、
免疫力が低下した猫が感染します。
つまり、
日頃から
免疫力を低下させないように
強い体に育ててあげることが
とても大事になります。
猫コロナウイルス(FIP)については
こちらの電子書籍に詳しく書きました。
まだお読みでない方は、
下記からダウンロードして
お読みくださいね。
https://neco-navi.com/?page_id=2117
FIPは最近、特効薬が出てきました。
治療には100万円かかる高額なお薬
です。
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