新型コロナが飼い主さんから猫ちゃんに感染した事例が確認されました。
ワンちゃんの感染は香港で2例
確認されており、感染後の体調
に変化はないとのことです。
猫の感染が確認されたのは
ベルギーです。
飼い主さんが新型コロナに感染し
猫ちゃんにうつりました。
猫ちゃんは、感染後、新型コロナ
特有の症状が認められたそうです。
その後の健康状態はまだ不明です。
今日は、猫ちゃんへの感染を防ぐ
方法についてお話します。
もしかしたらあるかもしれない
猫ちゃんを介して人から人への
感染を防ぐのにも有効と思います。
まず、飼い主さんが陽性が判明
したら、入院になるか、軽症なら
自宅待機になると思います。
1)もし飼い主さんが一人暮らし
の場合には、ご自身が急に入院に
なったときに、猫ちゃんのお世話
を頼める人に、あらかじめよく
お願いをしておいてくださいね。
志村けんさんは、救急車で入院
されたとき、お手伝いさんに
犬のお世話をお願いされたそうです。
2)自宅待機の場合は、家庭内
感染を徹底的に防ぐようにして
猫ちゃんには一切触らず、
お世話は家族にお願いしてください。
【一番やっかいで怖いケース】
それは、飼い主さん自身が
感染の自覚がないまま感染して
いる場合です。
もういつ感染爆発となるか
わからない状況なので、
猫の飼い主さんは、自分も感染
しているという前提で考えて
いただきたいと思います。
では、実際に行っていただく
具体的な予防方法をお話し
します。
1)外から帰ってきたら、
可能なら玄関でアルコール
除菌ティッシュなどで手指と
一緒に、ドアノブや鍵、電気の
スイッチも消毒してから
家にあがりましょう。
2)猫ちゃんには一切目を
くれずに、洗面所に直行
します。
3)ここでマスクを外して
ゴミ箱に捨ててから
石鹸を使って60秒間の
手洗いをしてください。
マスクを捨てるゴミ箱を
猫ちゃんがあさらないよう
管理してくださいね。
飼い主さんが捨てたマスクを
舐めて感染させちゃったら
たいへん!
4)ここで油断をしないで
ください!
あなたは、新型コロナウイルスを
体に持っているのですから、
鼻や口を手で触るたびに
手指が汚染されます。
汚染された手で猫ちゃんの毛を
触ると、
猫ちゃんの毛にウイルスが
付着し、それを猫ちゃんが
舐め取ると感染するかも
しれません。
猫ちゃんをなでたり、触ったり
お世話をする前には、必ず
洗面所で60秒間の手洗いを
してください。
そして、このことをご家族全員で
協力して守っていただきたいのです。
あなた一人が都度手洗いをしても
ほかの家族が、手洗いをせずに
猫ちゃんを触ると、毛についた
ウイルスは、あなたを感染させて
しまう可能性も出てくるからです。
物に付着したウイルスは、柔らかい
ものに付着した場合、数日生きて
いるとも言われています。
猫の毛を介してうつったのに
猫が人にうつしたと誤解されて
しまうのは悲しいです。
5)懐いた猫ちゃんに顔を
近づけて話しかけるひとときは
癒されますよね。
でも、今は、自重してください。
猫ちゃんの口や鼻に、飼い主さん
の顔を近づけるのは、感染させて
しまう危険性が高くなります。
ちょっとさみしいですが、
グッとがまんして、よく手洗い
したあとに、なでなでする程度に
しておいてあげてくださいね。
今日は、まずここまでとします。
これをすぐに実行できる飼い主
さんは、猫ちゃんへの感染を
防げる可能性が高いと思います。
ぜひぜひ実行していただけます
よう、お願いします!