「私、自己流で猫にマッサージしてますよ～」
というお声を時々耳にしますが、
ある理由で、とても心配になります。
個別相談にいらした方から時々
お聞きするのですが、「うちの猫、
マッサージが好きなので、適当に
モミモミしてあげてます」って
いう方、多いんです。
私のこれまでの経験では、
ドッグマッサージと
猫マッサージは全く同じでは
なくて、ドッグマッサージを
そのまま猫に施術すると、
逆効果で嫌われる場合が
けっこうあります。
犬が凝っている筋肉と、
猫が凝っている筋肉は
同じではないし、
犬が気持ちいいと感じるマッサージが、
猫ではそうでもないこともあります。
いくつかの筋肉は、
犬にはあるけれど猫にはない、
もしくはその逆もあります。
（子猫のへやより）
マッサージする場所は、
基本的には、凝っていて硬く
なっている筋肉ですが
猫の場合は、姿勢の取り方に
よって、筋肉が硬くなったり
柔らかくなったりするので
ちょっとした工夫が必要です。
マッサージをするときに
大切なことは、
筋肉の向きに沿って行う
ことです。
筋肉を垂直に横切ると
痛みを感じる場合があるので、
注意が必要です。
その意味で、
ニャンズケア講座初回コースでは、
猫の骨格と筋肉について
学んでいただいています。
獣医師の先生は、大学では
牛や豚について勉強されていて
犬や猫については独学や
インターン中に学ばれるよう
ですね。
そのためでしょうか、
獣医師向けの犬や猫の専門書が
市販されています。
ニーズが少ないからとてもとても
お高くてなかなか手が出ませんが
マッチーのところには、授業で
お見せするので、何冊か備えて
あります。
私は、このカリキュラムを
お教えするときがとてもワクワク
します。
猫に嫌われない猫マッサージを
してあげるために、ぜひ
猫の骨格と筋肉のことを学んで
正しく猫マッサージをして
あげて欲しいなぁと思います。
