猫には危険!アルコール除菌

混ぜるな、危険!なものもあるので注意してください。

 

新型コロナウイルス対策で
除菌用アルコールや
アルコール除菌ウェットシートが
品切れで、まだ手に入りにく状況が
続いています。

おうちの中の消毒や
猫ちゃんのウンチやおしっこや
ゲロの後始末に、
どんな消毒用品を使ってますか?

 

今回の新型コロナウイルスは
アルコールも有効ですが、

 

猫ちゃんを飼っているおうちでは
アルコール除菌は危険な場合が
あります。


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猫にお酒は絶対に飲ませては
いけないことはご存知だと
思いますが、

 

猫は、体内でアルコールを分解
できないので、アルコール中毒に
なります。

 

体重4kgの猫ちゃんの場合
大さじ8杯で致死量と言われている
ので、ちょっと舐めたくらいで
死んでしまうわけではないですが
肝臓に負担はかかると思います。

 

それに個体差もあり、ほんの少し
舐めただけで反応が出る場合も
あります。

 

これはお酒のアルコールに限らず
除菌アルコールで毛を拭いたり
アルコールで除菌中に、
乾く前にテーブルの上を歩いて
肉球につけてしまって舐めたり
というケースもあると思います。

 

猫のいるお部屋での消毒は、
除菌アルコールを使わないのが
安心安全だと思います。

 

それに、ウイルスの中には
アルコールでは死滅しないものも
あります。

 

例えば、
猫パルボウイルスは、
アルコールや石鹸では死滅しない
ので、次亜塩素酸ナトリウム系の
消毒剤を使う必要があります。

 

次亜塩素酸ナトリウム
って何かというと・・・

 

いわゆる「ハイター」なんですが、
これを誤った使い方をすると
これまた 危険
なので、今日はそのお話をします。

 

ところで、
今、テレビやネットでよく見かける
ようになった消毒液で
「次亜塩素酸水」
というものがあります。

 

この「次亜塩素酸水」を、
「次亜塩素酸ナトリウム」
混同してしまうと、たいへん
危険です。

 

なので、
まずは、クイズを出しますね。

 

次亜塩素酸水は、水で
次亜塩素酸ナトリウムを希釈
したものである。
⭕か❌か?」

答えは・・・・・・

 

❌ です。

 

次亜塩素酸ナトリウムを
水で希釈しても
次亜塩素酸水にはなりません。

 

次亜塩素酸ナトリウム
次亜塩素酸水は、名前は似てるけど
全く別のものです。

次亜塩素酸ナトリウム
人体に使用すると、
極めて有害です。

 

次亜塩素酸ナトリウムは、
塩酸など酸性の物質と混ぜ合わせると
有毒な塩素ガスが発生するため、
絶対に混ぜてはいけません。

 

そう、
混ぜるな危険!
っていうアレです。

どうしても消毒剤が手に入らなくて
ハイターを使う場合には、
水で0.05%の濃度に薄めた上で
手すりやドアノブの消毒のみに
使うようにしてください。

 

0.005%に希釈する方法は
それぞれの製品によって違うので
ラベルを参照して間違わないように
してください。

この2つの一番大きな違いは、
酸性か、アルカリ性かです。

 

ハイター=次亜塩素酸ナトリウム
非常にアルカリ性が高い製品です。    
      ↑
   これとても大事
   覚えておいてくださいね。

 

たとえ0.005%に希釈しても
アルカリ性は強いままなので
皮膚を痛めるし、
目に入ったら失明の恐れもあります。

 

なので、
加湿器に入れたり、
スプレー容器で噴霧すると
希釈した液を吸い込むので、
人体に危険をおよぼします。

 

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一方、
最近、注目されはじめた
次亜塩素酸水は、
文字の通り、弱酸性です。

自治体が、新型コロナ対策に
無料配布し始めているところもあり
国労省が、殺菌を用途とする
食品添加物と認めています。

次亜塩素酸水は、
酸性電解水とも呼ばれます。

 

酸性電解水は、広く動物病院で
消毒に使われているんです。

 

わりと簡単に手に入れることが
できるので、おうちで使うことも
できます。

 

次回は、
猫ちゃんの毛に噴霧することも
できる安全性の高い消毒剤、
酸性電解水のお話をしますね。

 

 

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