先住猫さんと新入り猫さんの相性が悪くて
ストレスが心配な飼い主さんはおられますか?
多頭飼いのお家での悩みの種の
1つに、先住猫さんと新入り猫
さんがなかなか仲良くなれない
ことがあると思います。
何を隠そう、うちのまろん校長は、
どんな新入り猫にも絶対に心を
許さないツワモノです。
まろん校長は、ペットショップの
売れ残りで処分(おそらく
動物実験などに売られる)される
直前をレスキューする保護主さん
に助けられて、1歳を過ぎてから
うちにやってきた保護猫です。
保護主さんのところには、
20匹近い猫が常時保護されて
いて、まろん校長はその中で一番
下っ端で、シャイな猫だった
んです。
うちに来た時は本当に大人しくて、
自分を出せない猫だったのに、
1年2年経つうちにどんどん
自己主張するボスキャラになって
行きました。
そこで、猫社会での社会性を
身につけて欲しいと思い、他猫と
うまくやっていけそうな保護猫の
あんこ先生を迎えました。
が、どんなにあんこ先生が心を
寄り添っても、まろん校長は
受け付けず、一定距離を保った
まま、今日に至っています。
(これが限界距離の
あんこ先生とまろん校長)
次に来たのが、保護猫団体さん
から一時預かりした女の子、
マミーちゃん。
マミーちゃんは若いけれど出産・
子育て経験が豊富で、うちに来た
時は誰にも怒ったりしない、
おとなしい猫さんでした。
それが、我が家の男子たち、
まろん校長とあんこ先生が、
なぜか女の子に対して空威張りの
ようなちょっかいを出して攻撃
するので、マミーちゃんは本気で
威嚇して悲鳴をあげる始末。
うちに来る子たちは、なぜか
みんな自己主張ができる猫に
育つようです・・・
そこに、生後2ヶ月で保護した
子猫おもちがやって来ました。
子猫ってしつこく大人猫に
飛びかかって遊ぼうと誘うので、
大人猫たちから総スカンを食って
いたのですが、
(おもちを毛づくろいする
あんこ先生)あんこ餅(笑)
今年に入ってから、
あんこ先生と遊び仲間になり、
マミーちゃんにも受け入れて
もらい毛づくろいしてもらえる
ようになりました。
(我が家で初めて見れた
陰陽マークのマミーちゃんと
おもち)
結果的に、
あんこ先生とおもちは遊び相手
マミーちゃんとおもちは擬似親子
まろん校長はどの他猫とも一線を
画している
という状態になりました。
前置きが長くなりました。
猫は、基本的には群れで生活を
しない、単独行動を好む生き物
ですが、夜の猫集会のように
なんとなく集団になって時間を
過ごすこともあります。
もともと争いを好まないので、
他猫と適度な距離を保って生活
することは可能だと思います。
が、2匹の距離が近づきすぎる
室内飼育では、ストレスを強く
感じる猫もいると思います。
我が家では、それがまろん校長
のようです。
他猫と同じ室内にいるのが苦痛
になると、別室へのドアの前に
座って「開けてくれ~」
アッピールをします。
(手でドアをかーしかーし)
そういう時には、時間が許す限り
別室で二人きりになって、片手で、
お気に入りの箇所を猫マッサージ
もう片手で、腎臓ケアの
ニャンズヒーリングというテクニックで
レスキューケアをしています。
多頭飼いされているご家庭で、
猫社会に馴染めない猫ちゃんは
ストレスが健康に影響を及ぼさ
ないためのケアが必須です!