「そんなにケアがたいへんな猫ちゃんだったなんて知らなかったです。」
スコティッシュの飼い主さんでも案外ご存知でないのです。
今日の個別相談会にご参加された
飼い主さんの猫ちゃんは、
お母さんは普通の日本の猫さんで
お父さんがスコティッシュという
3兄弟でした。
ZOOMで見せていただいた猫
ちゃんがよく見るキジトラちゃん
だったので、ご相談の途中まで
スコティッシュのハーフちゃんとは
気づかなかったのです。
3兄弟のうち一番末っ子のカイ
ちゃんだけがお父さん似で
お顔もスコちゃんとわかるのだ
そうです。
そのカイちゃんは、まだ3歳未満
なのですが、高いところに登ると
降りられなくなることがあるそう
なのです。
普通の猫ちゃんが3歳で高い所
から飛び降りようとしないという
ことはあまりないと思います。
スコちゃんということがわかり
おそらく、登るときには負担が
ないけれど、飛び降りるときには
前肢に全体重がかかるので、
すでに痛みが出ているのかも
しれません。
スコちゃんは、骨軟骨異形成
という遺伝性の疾患が出やすい
猫種です。
耳の骨だけでなくほかの骨も
成長不良、形成異常が起こります。
骨が曲がったり関節が痛んだり
することで筋肉の痛みも出ます。
骨軟骨異形成症では、
耳だけではなく、軟骨が
骨のように硬くなってしまい、
四肢の関節や足首が動かなく
なったり、
痛みで歩くのをいやがったり
痛みの程度によっては歩行が
困難になります。
それだけでなく、内臓疾患も
出やすい傾向があります。
骨の異常が起こってしまうと
元に戻す方法はないのですが、
骨にひっぱられた筋肉が痛む
のを、特別なマッサージで
緩和してあげられる可能性は
あります。
うちには、保護猫団体さんか
一時預かりしている折れ耳の
スコティッシュ、マミーちゃんが
います。
2歳のとき、免疫力が低下して、
すでに骨の形成異常が現れている
状態で、うちにやってきました。
この1年半の間で、骨の状態は
悪化せず、免疫力も回復できたので
そろそろ本当のお家、里親さんを
探せるところまで来ました。
悪化していた腸内環境を改善する
方法をこうじて、痛みが出ている
だろう四肢の筋肉と骨に積極的に
アプローチする施術を行ってきました。
この1年半の間のケアで成果が
出ているので、スコティッシュの
飼い主さんにぜひ知っていただき
たくて
有名なユーチューバーのヒカキン
さんにお伝えしたいと思って
発信しているところです。
スコティッシュの飼い主さんへ
お願いです。
今はどこも問題がなくても、
近い将来、ほかの猫ちゃんには
あまりおきない疾患にかかる
可能性があるので、今から
早めにケアを始めてあげて
ください。
今、すでに骨の変形が出ていたり
内臓疾患があれば、一度、
マッチーの猫のお悩み個別相談会
でご相談ください。