嫌われてまでやりたくないですか?

うちの猫はブラッシングを嫌がるんですが、それでもやらなくちゃならないですか?
というご相談もいただきました。

 

猫は単独で行動する習性のある
生き物なので、自分の気配を
残したくないんです。

 

なので、トイレの後、砂をかけて
臭いを消そうとしたり、
毛づくろいをして体臭を消そうと
します。

 

毛づくろいは体温の調節にも
役立っているそうです。

 

毛づくろい中に口に入った
抜け毛は、胃に入ります。

少量ならばそのまま十二指腸を
するっと通り抜けて排便と一緒に
体外に排出されます。

 

マミーブラシ.JPG

 

しかし毛づくろい中に大量の毛
食べてしまうと胃の中で絡み合って
塊ができてしまいます。

 

胃の出口は狭くなっているので、
そこに毛玉の塊が詰まって
しまうと、胃の中の食べ物が腸へ
流れ出ることができなくなって
噴水のように胃の内容物を吐くこと
があります。

 

そうなると、緊急に開腹手術をして
毛玉の塊を取り出さなくては
なりません。

 

これが毛球症です。

 

毛球症を予防するためにも
ブラッシングで余分な抜け毛を
きれいにしてあげたいです。

 

普段から便に毛が混じっていれば
飲み込んだ毛はスムーズに腸から
排出されています。

 

猫ちゃんの便に毛が
混じっているか観察してみてください。

 

毛づくろいをよくしているのに
便に毛が混じってなかったら
もしかしたら胃で塊ができている
かもしれません。

 

うちの長毛のまろん校長は、
4歳くらいまで毛玉が吐けなくて
2歳くらいの時に毛球症で
開腹手術をしました。

 

なのでその後、1年中サマーカット
していました。

5歳くらいの時から毛玉が吐ける
ようになったので、
今はフサフサの毛です。
だから
毎日ブラッシングは欠かせません。

もふもふまろん.jpg

長毛猫ちゃんは、ちょっと
ブラッシングを怠ると
毛が固まって分厚い天使の羽の
ようなものが
ボコボコと
できてしまいます。

 

そうなると、丁寧にほぐすか、ハサミで
切り落とすかになります。

 

ブラッシングが嫌いな猫ちゃんも
諦めずに、

 

触られることに慣らすことから
始めてあげて、

 

だんだん
ブラッシングにも慣れて
もらいたいです。

 

飼い主さんが諦めずに
根気よく続けてくだされば
猫ちゃんにも気持ちがきっと
通じますよ。

 

 

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